最後の最後、現代に三吉さんが出てくると思いました。
弘徽殿女御の子孫が、まさに今の時代で水を得た魚のように颯爽と登場すると。
ところがちょっとしたどんでん返し。
伊藤沙莉さんの、まさかのつぶらな瞳と伊藤健太郎さんの潤んだ瞳にまさかまさか、私の目までウルウルしてくるとは思いませんでした。
いきなり二人に心をつかまれました。
やっぱり、二人とも「目」なんです。
伊藤健太郎さんも、あんな目の芝居ができるから、若い女性に人気があるのでしょうね。
なんだ、雷、成長してるじゃん、と。
やられました。やっぱり主役だったなと。
黒木監督は「天国から来たチャンピオン」をご存知なのでしょうか?
知らぬはず同士なのに何かを感じる、観客は全てを知って、二人を見ている…私の大好きな映画のラストなんです。
そこにオマージュを捧げるようなこのラスト、センスがいいなと思いました。
ツッコミどころは確かにいくつかあるのですが(現代にもどった伊藤さんの様子とか)、それでも、それを乗り越える面白さがありました。
各界から絶賛コメント